天飛華音のフェルゼン編も観てみたい!

宝塚

ほんでもって、咲ちゃんのフェルゼンも早く観たい!

プレミアムぅ~な1789観てきました。
同じ映像をライブ中継で観たはずなのに、今回はより「映画度」が増していたような。
何か映像処理が施されているのでしょうか。

デジタル感の少ない映像がいい感じなのです。
それに加えてサウンドがとても良く、セリフがハッキリ聴き取れます。
個人的には碧海さりおさんの細かい演技がお気に入り(^^)v
大きなスクリーンで、前の人に視界を遮られるストレスなしに観ることが出来ると、お芝居がこんなにストーンと入って来るものかと、あらためて感動しました。

軸のブレない真っすぐなフェルゼン

フェルゼンとアントワネットは同い年なのに、どうしてもアントワネットの有沙瞳ちゃんの方が年上に見えてしまう。
『フランスの王妃で3人の子供の母親』という女としての貫禄がそう感じさせるのかも知れないけれど、それよりも天飛華音の一途さや生真面目な雰囲気が、若々しさ・瑞々しさを強く醸し出しているから、という方が勝っている気がします。

そして、天飛華音のフェルゼンには「ブレ」が全く無い。

潔い。だから美しくて魅力的。

私、ワンコは苦手ですけれど、あんな柴犬のような黒目がちのまん丸な目で見つめられたら、何もかも捨ててこちらが「お手」をしてしまいそうです。(いらんと思うけど)

とにかく『純粋』『汚れの無い』『自分に正直』を絵に描いたような美しいフェルゼン様だったと思います。人の奥様に手を出している時点でアウトでしょ。というツッコミが聞こえて来そうですが・・・。

1789は確かに素晴らしいミュージカルだと思います。

でも、でも、でも!

フェルゼンの出番が少ない!
そもそも軸がブレるようなエピソードの場面が無い!
歌も無いし(涙)

あんなにいい声なのに・・・。

私は天飛華音のフェルゼンを2時間半、ず~~~っと観ていたい。
(こんな事書くと、法律に違反しているような気がするのはナゼ?)

おせちの「数の子」は一切れ二切れではなくて、小鉢に山盛りにして食べたいのです。


意味不明。

彼には彼の任務がございます

1789の終盤。
アントワネットと国王一家を助けようとフェルゼンがアントワネットを訪ねて来ますが、アントワネットはフェルゼンを帰してしまいます。

国王は「彼を帰してしまって良いのか?」と言いますが、
アントワネットは「彼には彼の任務がございます。そして私にも・・・」
「フランスの王妃として陛下と共に生きて参ります」と。

1789というミュージカルは、全編を通して、登場人物みんなが「自分の任務、自分の役割」を果たそうとする姿を表現しているのだなと思いました。
「レ・ミゼラブル」を観た時も同じような事を考えたなぁ。

「彼には彼の任務がございます」というセリフを聴いた時に、
ハッとすると共に『あ、この事についてブログに書きたいな』と、素直に思いました。

実は一週間前に天飛華音君主演の「My Last Joke」をバウで観たのですが、ブログに感想を書こうと思いつつ、内容が難しくてどう切り込んでいったら良いか分からなかったのです。

天飛華音主演という事で、とても期待していて自分なりに下調べをしてから観劇したのですが、「山」が外れたと申しましょうか、感想を書くには手ごわいお芝居でした。

それでも、出演した皆さんひとりひとりに存在感がありましたし、上級生はもちろん下級生に至るまで、とても難しかったであろう作品を咀嚼し、演出家の指導の元で出来うる限りの表現をされていたのだと思います。

舞台を観ながら、
ああ、ブログどうしよう・・・
『天飛華音にとって、今の学年でこの作品に挑戦したことはきっと財産になるはず』という「まとめ」に持っていけばいいかな・・・などと、纏まらないアタマでブログの記事を何とか捻り出そうとしていたのです。

そんな事を考えながら観劇しても全然面白くないですよね。評論家でも何でもないのに。
しかもブログ更新なんてめったにしないのに(笑)

舞台を純粋に楽しんで観たい(二度とない、今。)

「My Last Joke」を観て、あまり理解できなかった。
釈然としない思いが残る。
ちゃんと理解できなかった私はダメな宝塚ファンなのか。。。

そう思う一方で、

1789のフェルゼンを演じた天飛華音は本当に良かった!
アントワネットを見つめるあの真っすぐな瞳。
愚直とも言える誠実な雰囲気。伸びやかな体躯。美しい声音。
私の理想のフェルゼン像がここに在った。
「素敵なフェルゼン」と、ブログに書きたい!と素直に思った。

上手く言えないのですけれど、宝塚ファンでいることって、
単純に・・いえ純粋に、それだけでいいんじゃないかなと思ったのです。
ただ舞台を楽しむ、そして正当なその対価を支払う。

それでいいのだと。
私にとってタカラヅカは、悩む場所ではなく『自分の人生の中で』楽しむ場所だから。

二度とない「今」を生きる。
二度とない自分自身の人生を生きる。それが私の任務。
当然ながら他人の人生を生きる事はできない。
その任務の中で見つけた楽しみのひとつがタカラヅカ。
それだけのこと。

鴛鴦歌合戦のお春ちゃんの最後のセリフで、「幸せになっていいのよ」
というようなセリフがありましたが、正しくそんな感じ。

「もっと普通に楽しんでいいのよ」と、大声で言いたい。

お花畑?
あたり前です。タカラヅカですもの。お花まみれですよん♪

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