宝塚を休もう!

宝塚


 さっすが琴ちゃん、琴ちゃんが先鞭をつけてくれたから、皆が後に続いて休みやすくなるのではないでしょうか。

ここから先は、ひねくれ者のじぇりーが好き勝手に書いた記事です。よろしかったらお読みください。

劇団ホームぺージでの「礼真琴さんの休養のお知らせ」の扱いが小さすぎる!と、感じておられる方が沢山いらっしゃるんだなぁ・・・という事を色々な方のブログなどで知り、なるほどなぁ・・と感じつつ、遅ればせながら自分でも少し考えてみました。

「礼真琴は休養します。」と、劇団がホームページで知らせて下さっているのだから、「休養か、そっか。じゃぁ次の公演まで少し寂しいけれど待っていよう!」と、サラリと受け止める方が、劇団のためにも、琴ちゃんのためにもいいような気が「私は」します。

もしこれが、自分の家族や自分自身が休暇を取る場合と考えた時に、「なぜ?なぜ?」「もっと詳しく教えて!」「〇〇ちゃんがお仕事を辞めてしまわないか心配!」「職場はもっと重要事項として大きく取り上げてほしい」と、周りの人たちに言ってもらいたいと考えるでしょうか。

私だったら、そんなの嫌です。

休養のための休暇取得の告知なんて、大々的に行うものではないのでは?

 普通の会社勤めでは無いのですから、前の出演公演と次に出演する公演の間がしばらく空くからと言って、「休みます」なんて別に言わなくてもいいような気がします。

出演する予定だった公演を急きょ休演するなら、それは「これこれの理由で休みます」と言わないと、チケットを買った人に失礼だと思いますが、まだ誰とも何の約束もしていない状態なので、本来なら「この期間を(礼真琴の)休養期間とします」なんて、あえて言う必要も無いと思うんですよね。

でも、下級生の「亜音有星クン」の『カジノ・ロワイヤル』以降の出演予定が載っていない!というだけで、あれだけ『亜音君の名前が無い謎!』とか『亜音君が心配』なんて声が飛び交う位ですから、「礼真琴サマ」の名前がどこにも無い!ともなると、大騒ぎになるのは必至・・・『それは敵わなんなぁ』と考えて、劇団側は仕方なく必要最小限の『お知らせ』的な表現で掲示したのではないでしょうか。(まったく勝手な想像です。)

 日本人の感覚として「休む」=「少々うしろめたい、申し訳ない」と考えるところが有ると思うのです。全然「うしろめたい」と、思う必要は無いのに。
それが日本人の奥ゆかしさや、美意識みたいに考えられているようにも感じます。

例えば、明日から1週間、私が仕事を休む事になっているとして、休む前に何らかの用事で自分の取引先にメールを送っておかないといけないとします。

そんな場合は、主たる用件を先に書いて、最後に『追伸』のような感じで、「申し訳ございませんが、明日から〇〇日まで休暇を取らせていただきます。△△日に仕事に復帰いたします。」と、書いたりします。
相手によっては「休暇」と表現せずに「不在にいたします」と書く程度にするかもしれません。
(もちろん、予期せずメールを下さった方の為に『自動応答』のセッティングも並行して行うようにします。)

これは『あなた様にとっては、私が休もうが不在だろうが大したことでは無いと思いますが、もしも、この間にメールのご返信などをいただいたら申し訳ないので、あらかじめご連絡申し上げます』という意味で書き添えるのです。

今回の劇団ホームページの「ニュース」での表現もこれに近いものだったのではないかなと感じます。

それに、「トップスター礼真琴が休養の為の休暇を取ります」と1本のニュースにしてしまったら、「ME AND MY GIRL」で主演をする、マイティやアリちゃんがまるで『代役公演』を行うような印象になってしまいますよね。

それではせっかくの公演の「格」が下がってしまいますし、マイティやアリちゃんにも失礼というものです。

ホームページは熱心なファンの為だけに設けている訳ではない

 私がドップリと宝塚にはまっていた三十数年前には、まだホームページなどというものが無く、生徒の動向などは、劇場に行くまで知る由もありませんでした。
ファンクラブのスタッフになって初めて、いくつかの事だけは、ほんの少し前に知ることが出来ました(集合日、稽古開始日、舞台稽古日など)。

あとは「入り」や「出」の時に、生徒自身がたま~に喋ってくれる情報を、繋ぎ合わせて知る程度です。どなたが退団するとか、組替えになるなどというのは、自分が応援している生徒に関係が無ければあまり気にもしていませんでした。『歌劇』の誌面の隅っこに、小さく人事的なニュースが載っているのを見て、初めて知る事も多かったです。

それが今や、集合日になればほぼリアルタイムで人事のニュースがホームページに掲載される。宝塚ファン達は、学校・仕事の休憩時間ごとにホームページを開いて「何か新しいニュースは出ていないか?」と一日に何度もチェックする。(私も気になる事がある時は、チラチラ見ています)

でも、ホームページはそのようなホットなファンだけを対象にしているのではなく、企業の一般的な「広報」や「宣伝」としての役割の部分も大きい・・・いえ、どちらかと言うと、主にそのためのツールとして作成されているような気がします。

だからこそ、一企業のホームページとしての標準的な基準・熱量で記事を載せるようにしておかないと、熱心なファンではない一般的な来訪者が見た時に「違和感」「疎外感」を感じさせる事になってしまわないでしょうか。

熱心なファンは放って置いても、自分達であらゆる手を尽くして色々な事を調べるでしょう。ただ、それでは誤解や間違いが流布されるといけないので、公開できる情報は可能な限りホームページに載せるように、劇団側で配慮はされているのだと思います。

いくら宝塚のトップスターだと言っても、宝塚歌劇をご存じない方には(申し訳ない表現ですが)どなたであれ、ほとんどお名前を認知されていません。

「礼真琴が休養(休暇)を取ります」と、企業のホームページの「ニュース」として取り上げられていたら、一般的には・・・どうでしょう。
色々な背景をご存知ない方からすれば、『宝塚というところは休養するだけでニュースになるのか。平和じゃのう。』というぐらいにしか受け止めてもらえないではないかな・・と、思うのです。

さらに言うと、そのような内容のニュースをアップしても、琴ちゃんにも、歌劇団にも何のメリットも無いのです。
ポジティブに受け取ってもらったとしても、「宝塚歌劇団というところは団員を大切にする劇団なのだな」「トップスターが出演しない公演でも、客を呼ぶ事ができるカードが有るのは強いな。スターの層も厚いし、バックアップ体制も整っているな」と、受け止めてもらうのを期待するしかないのです。

だから、あのような告知順序で「ニュースの一部」として掲示したのではないかと、私は受け取っています。

宝塚を休もう

琴ちゃんが、なぜ休暇を取られるかは存じませんが、この事をきっかけに、私達ファンもしばし宝塚を忘れて、今一度、自分の人生や、家族、大切な友人達のことをゆっくり考えてみるのもいいかもしれません。

「タカラヅカ デトックス」という訳です。

私自身の反省を込めて書くのですが、

好きな生徒さんの誕生日には、高価なプレゼント選びに余念が無いのに、大切なお父さん、お母さんの誕生日にハンカチ1枚、お花の1輪でも何か心を込めてプレゼントしているでしょうか。

宝塚の良い席のチケットのお誘いが有ったからと言って、友人との約束をドタキャンしたりしていないでしょうか。

そして、自分のやるべき事を投げ出し、自分自身の将来設計を後回しにして、タカラヅカ通いに血道をあげていないでしょうか。

人生は有限です。タカラヅカのスターも永久に生きられる訳ではありません。
私が応援していた方が退団した数日後、西の会のスタッフ全員を集めて食事会をして下さいました。
その時に、「今まで応援してくれて本当に感謝しています。これからは拠点を東京に移しますが、また舞台のお仕事関係でお手伝いをお願いすることがあるかも知れません。その折にはご無理の無い範囲でよろしくお願いします。でも、その前に・・結婚をしようと思う人は結婚相手を、お仕事を頑張る人は良いお仕事に出会ってくださいね・・・」という意味の事を言っていただきました。

その生徒さんが本当に好きで好きで、ずっと応援していたかった。
でも、スターさんも私達もそれぞれに別の人生があり、あたり前なのですが、お互い自分の面倒は自分で見ないといけないのです、それぞれの大切な人たちと、大切な「自分」と共に。

何度も書きますが、礼真琴さんが「休養」を取ることにされた理由は分かりません。
でもこの事が、何か「宝塚歌劇団」に「宝塚ファン」に、一石を投じて下さったような気がするのです。

もし、三十数年前の私のように、宝塚に翻弄されているとしたら・・・
この「一石」を、きっかけに、今一度タカラヅカとの向き合い方を考えてみるのも良いかもしれません。

宝塚歌劇団 星組トップスター 礼 真琴さんに心から敬意を表します。 

タイトルとURLをコピーしました