ウォーキングで14キロやせました。(7)読書しながらウォーキングする。

ダイエット
UnsplashRoad Trip with Rajが撮影した写真

 皆さまは、こんなご経験はないでしょうか。
私、毎朝の通勤で急行列車に乗るのですが、先日いつもの電車が5分くらい遅れていました。私はすでに電車の中。扉は開いたままでした。普段なら次の電車に乗る人もこの急行に乗り込むことができたので、車内は満員です。

「お待たせしております。信号が変わり次第すぐに発車いたしますので、ご利用のお客様は車内にてお待ちください。」と車内アナウンス。それとほぼ同時に同じホームの反対側のレーンに、定刻通りの普通列車が滑り込んで来ました。普通列車は緩やかにスピードを落とし、間もなく停止しようとしています。

私(心の中で)『何してんの!さっさと扉を閉めたらいいのに。普通列車の乗客まで乗り込んで来るやん!余計に遅れるやん。。こんなに混んでるのに乗せる必要ないやん!』
車内アナウンス『お待たせしております・・。まもなく発車いたします』
私(イライラしながら)『もう!早く早く!扉を閉めて!サッサと出発してよ。「私が」遅れるやん!』

・・・と。恥ずかしいですねぇ。

ブログの中で、『バス利用を止めてウォーキングに変えたおかげで、多少の電車の遅れが気にならなくなりました~♪』などと、シャアシャアと書いておきながら、たった5分の遅れでこのイライラです(笑)

ハイ。そういう時は6秒ルール。深呼吸、深呼吸。

少し落ち着いたところで、電車は無事に(?)普通列車のお客さんも乗せ、マイケルジャクソンのようなナナメ体勢の乗客を乗せて走り出しました。

私は両足を精一杯ふんばりながら、『サッサと扉を閉めへんからこんなに超満員になったやん!まったくもぅ~!』と、ふてくされておりましたが、何やらアタマをかすめるものが・・・。

『アレ?これと同じ話があった気がする。。』

そうなんです。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」と同じ心理ですよね。

ブログなどでいくら『キレイゴト』を書いていても、頭の中はエゴのカタマリです。自分さえ良ければいいのです。自分が普通列車側の人間だったら『急行の客はもっと奥に詰めてよ!まったく自分の事しか考えてないんだから!』と、思いながら乗り込んでいたことでしょう(笑)

「蜘蛛の糸」は、たぶん小学生の時に初めて読んだと思いますが『地獄へ落ちるのは怖いなぁ、嫌やなぁ。』と、思った事ぐらいしかおぼえていませんでした。

『通勤地獄』で、こんなにお手軽に追体験できるなんて。
いえいえ、そうじゃなくて、小さな頃に読んだ本の「答え」のようなものが、大人になったある時に突然現れる事ってないですか?

はぁー。お前さんはいつも前置きが長いのう。そろそろダイエットの話を始めてくれんかのう。

へいへい。ワシがうるさいので本題に入ります。

ただ歩くだけでは時間がもったいない

前回の記事はこちらです。

このウォーキング関連記事の第1回目で、継続させるには『ウォーキングのストレスを減らすこと』
それは『これだ!』と、書いたのが下の2点。

・ウオーキングは「やらなければならない事」「やりたい事」とセットで行う。
・カロリー消費する事だけをウオーキングの目的にしない。

継続させる「方法」と言うより、ウォーキングタイムを『なるべく生産性の高い時間にしよう!』と、いうものです。

読書しながらウォーキングする。

 早い話が、「オーディオブックを聴きながらウォーキングしましょう。」ということです。

音楽を聴きながらウォーキングをしておられる方は多いと思いますが、最近増えてきたとはいえ、まだ「本を聴く」のは抵抗がある。という方は多いと思います。

・大体、歩きながら本なんか読んでアタマに入るのか?
・どんな文字(ひらがな?漢字?カタカナ?)が使用されているか分からないから、作者の想いを正しく汲み取れないのでは?
・複数の登場人物が有る場合、混乱しない?
・ナレーターの声が気に入らなかったらどうするの? ・・・などなど。

そうじゃ。他人に本を読んでもらうなんてまっぴらゴメンなのじゃ!

と、私もワシも思っていました。
それが、百聞は一見にしかず。ではなくて、お試しでいいのでとにかく聴いてみてください。

ナレーターの声が気に入らなければ、別の本にすれば良いのです。
紙の本でも電子書籍でも、数ページ読んで気に入らなかったらほったらかしにしていますよね。それと同じ事です。

オーディオブック1冊目にオススメ

 もちろん、前々から気になっていた本がオーディオブックになっていたら、まずそれを聴いてみられるのも良いと思いますが、私の超超超おススメはコレ! 

とにかくこの本を読んだ(聴いた)時には、あまりの面白さにビックリしました。
(私がオーディオブックで聴くまで知らなかっただけで、ご存じの方も多いかもしれません。)

[上巻] 犯罪者 上
白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。その直後、謎の暗殺者に襲撃される修司。なぜ自分は10日以内に殺されなければならないのか。はみだし刑事・相馬によって命を救われた修司は、相馬の...

え~!「上巻」って書いてあるやん、そんな長編でオタメシなんてかなわん!

そうおっしゃらずに、まぁ騙されたと思って聴いてみてください。

 カテゴリーとしては「社会派ミステリー」になるのでしょうか、いわゆる「エンタメ小説」と言ってしまうことも出来ますが、テーマの奥深さ、情景描写の緻密さ、魅力的な登場人物、複雑なストーリーなのに、全く混乱なく理解できる平易な表現の徹底、『膨大な伏線』の取りこぼしのない回収、ナレーターがまた素晴らしく多くの登場人物を心情豊かに、みごとなまでに演じ分けている。など、褒める言葉はいくらでも出てきます。

何より、作者の太田 愛さんが『脚本家』だけあって、まるでテレビや映画館でドラマを見ているような臨場感があります。テーブルの上に置かれた小道具まで目の前に浮かんでくるようです。(小道具のみならず、街並みや建物、インテリア・衣装に至るまで、分かりやすく物語を中断することなく描写されています。)

どうすればこんなに整理された文章が書けるのか・・・弟子にしてもらいたい!

太田 愛さんの小説はオーディオブックでは少なくて、今のところ「犯罪者(上巻・下巻)」と「幻夏」の2作しか見当たらないのですが、この3冊だけでもウォーキング(毎日約1時間半)を、しながら1ヶ月位かかったでしょうか。
(どうしても続きが読みたくて、ウォーキング時以外にも『つまみ読み』をしてしまいましたが。笑)

「幻夏」という作品も、「犯罪者」同様にとても面白くて切ないお話です。

幻夏
「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? ...


「犯罪者」と「幻夏」は、主要な登場人物が同じ人達なので、登場人物のキャラクターを知っておく上で「犯罪者」の方を先にお読みになることをおすすめします。

設定としてはいわゆる『バディもの』で、そこに血気盛んな青年がひとり加わります。お好きな俳優さんを思い浮かべて読み進めるときっと楽しいですよ(^^)
宝塚ファンとしては、3人目の青年は「和希そら」しか浮かんで来ないんですけど(笑)

遅かれ早かれTVドラマや映画になるでしょうから、決まった俳優さんになる前に、是非ご自身のオリジナルキャストで想像しながらお楽しみいただきたい作品です。
まだ映像化されていないのが不思議な位です。(私が知らないだけで、すでに映像化されてたらすみません)

もちろん、オーディオブックでなくても実際の本で読書されても面白いと思いますヨ。
電車の中などでは、ほとんどの人が背中を丸めてスマホを見つめている中で、文庫本などを読んでいらっしゃる方はとても知的な感じがしますね。

目が疲れず、シニアの脳活にもGood!

 ナレーションを聴き、本の内容を理解することで『左脳』が、そして情景を想像することで『右脳』が刺激され、さらに『歩きながら』ということで運動が加わり、私のようなシニアの「脳活」にもってこいです。

複雑な運動をしながら本の内容を理解するのは難しいですが、無意識に連続して出来る『歩く』という運動が、ナレーションを聴くという事と同時進行させるのにピッタリだと思うのです。
もちろん、家で座ってじっくり聴いてもいいですし、掃除や洗濯をしたり、お料理しながらでもOK。
何より目が疲れないのが嬉しいです。

ウォーキングを続けてきて良かったこと>
①体重が減って、以前よりかなり健康になった。
②1年続けられた事が自分の自信に繋がった。
③オーディオブック(オーディブル)に出会えた。(存在は知っていたが、ウォーキングがあったからこそ試してみる気になった)

実は、この③が意外に大きかったのです。
小さい頃から本は好きでしたが、大人になってからは読書量が激減していました。一日中、仕事でパソコンを見つめているので疲れ目が酷かったせいもあります。
夜は夜でお菓子を食べて寝てばっかりでしたし(笑)

近年ではせいぜい年間4~5冊読めれば良い方でしたが、ウォーキングの時に『聴く読書』のお陰で、特別に読書の時間を設けなくても、月に4~5冊は読めるようになったと思います。

読書は量だけを量る問題ではありませんが、これからの長い人生において、多くの本と出合える機会が増えたということが、将来的に大きな財産になるのではないかと思っています。

芥川龍之介は夜のウォーキングにぴったり

 ここで、この記事の冒頭のお話になるのですが、ほとんどの方は芥川龍之介の小説を何作か読まれたことがあると思います。教科書にも載っていましたしね。

「蜘蛛の糸」「羅生門」「鼻」「トロッコ」「杜子春」「芋粥」「魔術師」「蜜柑」などなど・・・
大人になった今、改めて読んでみてもとても面白く、鮮やかな情景が目に浮かぶようです。

芥川龍之介名作集
※本タイトルは12時間を超えるため、パートごとに分割してダウンロードすることができます。師となる漱石に絶賛された「鼻」から晩年の傑作「歯車」まで 芥川龍之介が誇る短編小説の集大成が、ここに 全97作品を収録 人間とはなにか、生の意味とはなんなのか――生涯に渡り命題と向き合い続けた芥川龍之介の作品は、現代でも色褪せること...

独特のファンタジーの世界にひたりながら、夜ひとりで歩いていると、自分が物語の中に一瞬まぎれ込んでしまったような錯覚に陥ります。

私は「芋粥」と「蜜柑」(食べ物ばっかり)が大好きで、特に「芋粥」は小さい頃に繰り返し読んでいました。「芋粥」を食べてみたくて仕方なかったのだと思います(笑)
でも小説に出てくる「芋粥」は、調べてみると、私が想像していた『芋粥』とは違っていたようです。

あれもこれもと欲張り過ぎて長くなりましたので、また別の機会に、ちょこちょこウォーキング向きの面白い本をご紹介したいと思います。

ここまでお付き合い下さりありがとうございました。

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