おこがましくも「宝塚を休もう!」と、自分で書いておきながら、5月3日に宝塚に行って行って参りました。2階席のテッペンでの観劇でしたが、何だかすごい熱気!何だかいつもと違う感じ。
やはり初舞台生が出演する作品は、観る側もドキドキソワソワするのかも知れません。もしかしたら、初舞台生の『波動』が客席にまで伝わっているのかも。それもまたヨシですよね。
ライラック色の夢を見ていた・・・
最初に正直に書きます。
途中でところどころ気を失っていたかも・・・。花粉症の薬が効き過ぎたみたいです(泣)
ところどころというか、ほとんどと言うか。m(__)m
でも、夢白あやちゃんのセリフで印象に残っているのがあります。
少し間違っているかもしれませんが、
「心が動くものが見てみたい」
「人生で情熱を傾けられるものを見つけたい」
「女だって夢が見たい(持ちたいかな?)」
と、いうような事を一生懸命に言ってたと思います。
おっ!ピンポーン!いい事言うねぇ。この作品は当たりかも!
と思ったのもつかの間、強烈な睡魔に負けて『私がライラック色の夢を見ていた』という。
いらん事を書いて、作品に対しての誤解を呼ぶといけないので書き加えますと、幕間に自販機コーナーのソファに座っていたら、隣に座られた多分ご夫婦が、しみじみと『お芝居良かったねぇ。もう一回観たいわ~』『うんうん。』と、お話されていたということを申し添えておきます。
睡魔が薬のせいなのか、それとも別の要因が有ったのか分かりませんが、自分でしっかり観てまた感想を書きたいなと。
・・・書けるはず・・・なんか気弱。
安定の藤井大介先生作品
プログラムの写真を見て思ったのですけれど、写真の色合いが昔のスチール写真のようで、現役の生徒さんなのに「昔のスターさん」みたいな雰囲気で映っているのが不思議です。
わざとそうしているのかな?
プロローグでは、観客の2500人中1500人位が、大階段上の咲ちゃんの姿を見て「これはアレのあのパターンやな」と思ったハズ。
初舞台生のロケットは何度観てもイイものですね。「Go!」と言って全員で一列になって銀橋を渡るところは、何回観ても涙が出てしまいます。彼女達がどれほど『夢』に見て来た瞬間か。
その『夢が現実化している状態』に、立ち会えるなんてそうそう有るものではありません。
流れ星を見た時のように、「願い事」を祈ったら願いが叶うかも。
・・・って、前方席の人が全員手をすり合わせて拝んでたらビックリしますよね(笑)
いや~でもそれぐらいご利益がありそうな感じです。
一応「パリ」というくくりではありますが、何て言うんでしょう、多国籍な感じ?日本人観光客が想像する「パリ」なのかな。
でも、それがまた宝塚っぽくて良いのです。その辺のサジ加減は大介先生の得意なところなのかも知れません。
和希そら君・・・「ビックリ和希」ってあの場面の事だったんですね。
そして、そら君のお腹見て『とりあえず、自分のお腹へっこまそう』と思いました。
そう思った、お父さん・お母さん多かったのでは。
でも、なんでエジプト?
中詰めだったかなオラオラ大会の衣装がね、ホント懐かしい感じの衣装なんです。以前だったらTMP音楽祭とかで再利用されそうな(^^;)
縣千くんが一番似合ってた(モチロンほめてます)。
夢白あやちゃんがカッコ良かった♪
今回のショー、夢白あやちゃんが凄くいいなと感じました。
潤花ちゃんの時も、いい娘役さんだなと思ったんですけど、夢白あやちゃんもすでにトップ娘役としての貫禄があってビックリ。私的には『ビックリあやちゃん』でした。
カンカンの導入部で、夢白あやちゃんが本舞台に一人で登場して歌い始める所があるのですが、トップに成りたての娘役さんが2500人の視線を一身に浴びて、あの堂々たる風格。
そして、フォーメーションの三角形の頂点で娘役を従えてカッコイイこと!
2階席の拍手も凄かったですよ。
おそらくタダモノでは無い。
スカステなどで見る「色素の薄い感じの娘役さん」というイメージではなくて「濃いぃ娘役さん」として存在している。そして『古風な良さ』と『現代的な良さ』の両方を合わせ持ってる。
私、かなりファンになってしまったかも。
デュエットダンスも咲ちゃん、あやちゃん共に本当に素敵でした。
ここでも凄いなと思ったのは、咲ちゃんに対してすでに包み込むような母のような姉のような雰囲気を醸し出していたところ。
もしかしたら咲ちゃんの、良い意味で『青い』魅力がそうさせているのかも知れませんが、振付も寄り添うだけの娘役ではなくて、男女ともそれぞれの「持ち味」を引き立たせるような振付になっているのが、素晴らしいなと思いました。
こういう新しいタカラヅカに向かっているような演出って、嬉しくなってしまいます。
一見、なつかしい感じなんだけど、実は新しい。
進化するってこういう事なのかなって思います。
そしてそして、ショー最後のフィナーレで、トップスターが大階段降り切って、パレードになる時に大階段に初舞台生が『階段飾り』として、シャンシャンシャンと並んで降りてくる瞬間!
大階段にも「みっしりと」若きタカラジェンヌ達が並んでいるのが、何とも豪勢な感じ。大階段にも、本舞台にも、銀橋にも、花道にも「美男・美女」がイッパイ(^ ^)
形容するなら、クリームの上部に空洞が無いシュークリーム状態?(どうしても食べ物になってしまう。笑)
この豪華な瞬間を観られるのは「初舞台生全員」が出演する宝塚大劇場だけなので、関西に住んでて良かったーって、いつも思います。
※いきなり音が出ますのでリンク先をクリックされる時はご注意ください※
初日映像(ロング版)が、宝塚歌劇公式チャンネルにUPされてますね。
最後の方で、初舞台生みっしりの大階段が見られます
次回は、目いっぱい眼を見開いて観て参ります!
今日はこれから、友人とカラオケ行ってきます。と言ってもほとんど喋ってばっかりなんですけど。
夢白あやちゃんがカッコ良かった話を、訊かれなくても喋ってきます。
ではでは、皆さまも良い休日を!