さて、「とにかく12.4Kgやせること」を2022年の目標にした訳ですが「えっと、一応ウオーキングで・・・」ということ以外、何の考えも無いままに年が明けました。年末にあれほど「12.4Kg」の重さに驚いたはずなのに『のどもと過ぎれば何とやら』です。
一番の問題は『どうやって毎日の夜のウオーキングを継続(習慣化)させるのか』ということでした。2021年12月は、自分を『だましだまし』何とか歩くことが出来ましたが、体重的には全然やせておらず、『やせもしないのに、毎晩食後に歩くなんて・・私に続けられる訳がない』と書いた貼り紙が、頭蓋骨の内側にへばりついてる感じでした。
ドロドロのちスッキリ 2022年1月~2月
前年の12月には1日平均15,000歩を歩いていましたが、「とにかくもっと歩かなければ痩せないんだ」と思い、1月からはもっと歩こうと思いました。
それなのに頭の中では、『もう今日が最後かもしれない、もう続かないかもしれない』と、毎日ほとんど脅迫観念みたいになってメンタル最悪で歩き始めるのです。しかも『耳をふさいで歩くのは危険だから』という理由で音楽なども無しで、ただただ黙々と歩いていたのです。
途中で何度も時計を見たり、歩数を確認したり。そればっかり。1回のウオーキングがとても長く感じられました。そして頭の中では、昼間の仕事でイライラした出来事を思い出しては反芻して、ひとりで怒ったり。時にはブツブツ言いながら歩いていたかもしれません。なかなか怖い絵柄です(笑)
毎日食後に1時間30分位歩いていたでしょうか。今思い返すと「よくまぁ音楽も何も無しの『丸腰』で歩いていたなぁ」と思います。でも目標歩数を歩き終わって家に帰ってくると、不思議と頭の中がスッキリしているんです。
歩いている途中はドロドロとした考えが渦巻いているのですが、帰って来てお風呂に入るとなぜかスッキリ。頭カラッポになるんです。体がクタクタ過ぎて余計な事が考えられなくなるのかも知れません。毎晩、早足で10,000歩位、約7Km歩いていました。疲れるはずですな。
お風呂に入って、強烈な眠気でフラフラになりながら何とか髪を乾かす。そして横になったら3秒位で寝る。と言うより気絶してました。これが体に良いのか悪いのかは判断つきませんが、ちょっとやり過ぎだったような気はします。書いていて自分でも怖い感じがします。
そして、1月は1日あたり18,000歩、2月は20,000歩を歩くようになっていました。この1月、2月が一番歩くのが辛かった時期だったと思います。恥ずかしい話ですが、大の大人がメソメソ泣きながら歩いた日もありました。
さすがにこれだけ歩くと体重は少しずつ落ちて来ました。食事量は以前と変えていませんでしたが、夜のお菓子をまったく食べなくなったので、その分のカロリーとウオーキングの消費カロリーの効果で、2ヶ月で『4キロ位は減っていた』と思います。
甘いコーヒーとちょっとしたお菓子(クッキーや柿の種など)をやめたことで、マイナス200Kcal位?。10,000歩分の消費カロリーが250~300Kcal位でしょうか。
合計450Kcal X 約60日 ÷ 7000Kcal =3.85Kg (1Kgやせるのに必要なカロリー消費量7000Kcalと考えて)ですから、計算上でもやはり4Kg位。こんなものでしょうね。あぁ、なんてザックリなカロリー計算。
この時期は体重を計ってはいたものの、記録を全然つけていなかったのでお見せするものが何も無いのです。まさか、こうしてブログに書くとは全然考えてなかったので・・・。もう少し先になると記録を残すようになりました。
体重は『日々増えたり減ったりしながら』ではありますが、確かに減って来ていました。
※この『増えたり減ったりしながら』も、ひとつの注意点なんですが、これは別の機会に書きたいと思います。
辛かった時期を持ちこたえた、さらなるマインドの変化
毎日毎日、『今日が最後になるかも』と思い続けていた私が、なぜ1年間継続してウオーキングを続けられたのか。
(NHKのチコちゃん風に言うと)
「それは、月組の元娘役トップスター美園さくらさんが、慶応の大学院に合格したからぁ!」なのです。
宝塚ファンの方は「あーハイハイ、あのニュースね。」だと思いますが、宝塚をご覧にならない方にしてみれば「何、それ。」だと思います。
ちょうど去年の今頃に宝塚ファンの間に驚愕のニュースが伝わって来ました。
「美園さくらさんが慶応大学の大学院に入学!在団中も通信教育で大学に在学していた・・・」
宝塚って、宝塚音楽学校に入学するのも「至難の業」ですが、合格して歌劇団に入団した後も、それはそれは忙しく、『芸 又 芸』『日々是精進』『清く正しく美しく』・・・とにかくタカラジェンヌでいることは大変なことなのだそうです。
公演期間中の忙しさはもちろんの事、公演中でなくても、本公演の稽古、下級生は新人公演の稽古、劇団レッスン、個人レッスン、場面ごとの自主稽古、舞台用のアクセサリーを手作りしたり、かつら業者さんと打ち合わせたり手直ししたり、上級生の手伝いや下級生の面倒を見たり、先生方やお世話になっている方々へのご挨拶、舞台で組んでいる相手役への数々の心遣い、劇団機関誌の取材や専門CSチャンネルのTV出演、役に合わせて髪を染めたり、身体を酷使しているので整体やマッサージに通ったり、この他にも我々『一般人の想像が及ばない用事』も、数多く存在することでしょう。
もちろん美しさと体力を保っていないといけないので、前述の事を睡眠時間を極端に削って、なりふり構わずに取り組むということも出来ないわけです。ましてや「娘役スター」や「トップ娘役」ともなれば、その忙しさは尋常ではないと想像します。
そんな忙しい人が「在団中に通信教育で大学?」「しかも退団後半年で慶応大学院に合格?」何をどうすればそんな事が出来るの?と、このニュースを知った宝塚ファンのほとんどが驚いたと思います。
私も心底ビックリしました。
それと同時に、「やせたい、だらしない生活を改めたい」と自分で言い出しておいて、始めるや否や『弱音まみれ』になっていた自分がとても恥ずかしくなりました。
1日に1時間半位を「ただ歩く」だけのことに何を怖気づいているのか。忙しい中を工面して作った時間ではなく、大概ゴロゴロしているだけの時間の内の1時間半なのです。
何も明日の朝までに長いセリフや歌を覚えなくてはいけない、ダンスの振付をマスターしないといけない、眠い目をこすって髪飾りを今夜中に完成させないといけない・・という訳ではないのです。
ただ、左足と右足を交互に出して歩くだけなのです。
それすら私は「出来ない。きっと続けられない。」と言って泣くのかと。
そして、60年以上も生きてきて、胸を張って「私はこれをやり抜いたんだ」と『自分に』言えることがひとつでもあったのかと。
「ただ歩くだけ」でもいい。今回は絶対に逃げない。つべこべ言わずに今年1年間歩いてみよう。と、強く自分に誓いました。
目標を再度見直す
何だか書いている内に、その時のことを思い出して興奮してきました。
前年末にシュレッダーゴミの重さ「12.4Kg」に衝撃を受けて、目標を「12.4Kgやせる!」と決めたのはいいのですが、考えてみたら「12.4Kg」やせるかどうかは自分でコントロール出来ないのですよね。
そりゃ、ハードにダイエットすればいつかは「12.4Kg」やせるでしょうけど、1年とか期間を区切っても、その期間中にどれだけやせるかは分からないし、途中で体を壊すかもしれない。どんなに猛烈にレッスンしても「宝塚音楽学校」に合格するかどうかは自分でコントロールできないのと同じです。
それならば、雨が降ろうと、風が吹こうと、1年間毎日最低17,000歩位を歩くのはどうだろうかと考えました。本当は実践済みの20,000歩にしたかったのですが、毎晩気絶するように眠りに落ちるほど疲れるのはどう考えても体に悪いような気がしましたので、20,000歩の目標はやめておきました。
これまで(3月上旬頃までの経験で)1日あたり17,000歩位の歩数が、少し頑張った満足感もあり、無理のないペースに思えたのです。(これは私の場合なので、もしこれから始めてみようと思われる方は、無理をせずに少しずつ様子をみながら歩数を決めてくださいね。)
2021年11月にウオーキングを始めて、4ヶ月半。やっと目標が定まりました。
第一目標:2022年12月末まで毎日最低17,000歩を継続して歩く
第二目標:2022年12月末までにMAX値だった77.0Kgから12.4Kgやせる。(64.6Kg以下にする)
目標決めるだけで、こんなにクドクド言ってるなんて、ホント食えない「こって牛」です。
それにしてもタカラジェンヌってすごいですよね。タカラジェンヌになろうと思ったら、身長ー120が理想体重なんですって(受験スクールでは常識らしいです)。
私の場合、43Kg?・・・また気絶しそうなのでもう寝ます。
(5)に続きます。
次回以降は続けるための、ちょっとした工夫を書いていきたいと思います。